老犬になってきて

ロングコートチワワの雄を子犬の頃から飼い始め、現在14歳になります。
子犬の頃から、雄の性質かその子の性格か、気性の激しいところがありましたが、獣医さんからはチワワは大体そんなものですよと言われ、上手く付き合う方法を調べたり模索しながら一緒に暮らしてきました。怒るくせに、寂しいとすり寄ってくる、いわゆるツンデレ気質な所が可愛らしくもあり。

子犬の頃に一緒に寝ていたのですが、布団におしっこをかける癖があり、ゲージに入れることにしました。その冬に、ヒーターはつけていたのですが、大寒波が到来して早朝の気温がかなり下がっていました。朝起きると、身体を丸めて震えており、動きもかなり弱々しく。これは大変だと思い、かかりつけの動物病院へ電話をかけ、すぐ往診に来てくれました。

診断は冷えからの衰弱でした。栄養剤を注射してもらい、あとはとにかく温めて暖かくしておくことと言われ、小さい犬は寒さに弱いので、常に暖房をつけて、冬は服を着せてあげてとのことでした。
それらをずっと守っていたのですが、11歳になったぐらいから、冬になり始める時期に動きが悪くなり、そのたびに往診にきてもらっていましたが、診断結果はやっぱり冷えによる衰弱。(動物病院の先生はおじいちゃん)

注射を打ってもらって、一週間ほどすると元通り元気になってくれていたのですが、14歳の冬を迎えて今までよりもしんどそうで、注射をしてもらって一週間経ってもあまり良くなりません。往診にきてくれる動物病院にはレントゲンとかの設備は無く、大きい所で見てもらった方がいい病気かもしれないけど、歳が歳だけに治療内容によっては酷なこともあると言われ、その辺は飼い主の価値観や判断によるとのことでした。確かに、病院で楽になるならいいですが、心臓のほうにも病気を抱え、車に乗っただけでも心拍数が上がってストレスがかかっていました。そんな状態で、かえって動かした方が危ないという可能性もありますし、老いとして一緒に苦しみを共にするという価値観も大切なのかなと。そう思えてからは、気が楽になりましたが、散歩や下のお世話、ご飯の工夫などはやはりとても大変です。