愛犬の健康管理と言うと、何かとても大げさに聞こえるかも知れません。しかし普段の食事や運動を考えるだけでも、十分に健康管理にはなるのです。まず食事です。普段はやはりドッグフードがいいのですが、手作りの食事をあげたい時は、必ず犬が食べてもいい物を与えてください。まず肉類ですが、鶏肉 や牛肉、 豚肉などで人間とあまり変わりません。もちろんラムもいいでしょう。魚はサバやマグロです。

いずれの場合も、火を通してからあげます。また塩漬けや加工食品は避けて、調味していない肉や魚をあげましょう。野菜はきゅうりやトマト、さつまいもなどはOKです。またバナナやイチゴのような果物も大丈夫ですが、元々犬は、人間のようには食物繊維をうまく消化できないので、与えすぎないように注意します。そしてあくまでもドッグフードをメインにして、こういう食材はたまにあげるようにし、あげた日はドッグフードの分量をそのまま減らすようにしましょう。

それからネギ類やぶどう、ナスやアボカドなどは犬に取って有害なので食べさせないようにしてください。イカ、タコやエビなども消化不良のもとになるので、与えてはいけません。それから運動についてですが、愛犬と遊んであげるとか、散歩に連れて行くことでかなりの運動不足を解消できます。大型犬は1日に2回程度は散歩に連れて行きましょう。小型犬の中には、特に散歩をさせなくてもいい犬種もありますが、運動不足になりがちなので、一定時間外に出すといいでしょう。

また雨の日に散歩に連れて行く時は、できればレインコートやレインブーツを着せたり、はかせたりするようにします。雨で体が濡れると体が冷えますし、肉球がふやけて傷みやすくなることもあります。また水たまりの水は汚れているので、そこに足を入れたりすると、細菌感染のリスクも高まります。子犬や高齢の犬などは、雨の日は外に出さない方がいいでしょう。もし愛犬が行きたがる場合、または雨の日が続くなどの場合は、雨が弱まった頃を見計らって、いつもより短い時間散歩させるという方法もあります。