愛犬を迎え入れたら、早めに始めておきたいことがしつけです。仔犬の間はしつけをするのが可哀想と考える人もいますが、早めにしつけが終われば、その分ゆっくり過ごせる期間が長くなることになります。そのため、可能であれば迎えてすぐにしつけを始めておくと良いでしょう。

仔犬の間にしておきたいしつけが、名前を覚えさせることとトイレトレーニングです。トイレトレーニングが完了すれば、家の中で自由に過ごせるようになるなど、愛犬にとってもメリットが発生することになります。
そんなトイレトレーニングで重要となるのが、失敗を叱るのではなく、できた時に褒めることです。排泄に関する失敗を叱れば、トイレをすれば叱られると感じてしまう犬は少なくありません。トイレが悪いことと思い込んでしまえば、なかなかトレーニングが進まなくなるだけでなく、見えない場所でこっそりトイレをする状態になってしまうこともあります。それだけに、トイレトレーニングは叱るよりも褒めることを中心に行っていくことがおすすめです。

そんなトイレトレーニングで重要となるのが、根気です。犬に対し、トイレの説明をしても分かってくれるものではありません。最初は、トイレをしそうな素振りを見せたら、トイレに誘導をしてそこで排泄をさせるようにすることが有効です。何度か繰り返していけば、もよおした時に自然とトイレに行くようになるでしょう。
ただ、トイレを覚えるまでの期間というのは、犬によって異なるものです。1週間もあればすぐに覚える犬もいれば、1ヶ月以上の期間が必要になる犬もいます。すぐに覚えなくても、諦めずにコツコツトレーニングを繰り返してくことがおすすめです。どうしても覚えない場合は、しつけ教室などに行ってみるのも良いでしょう。プロのアドバイスを聞くことで、一気にしつけが進むようになることは珍しくありません。
名前とトイレを覚えるなど、基本的なしつけができた後は、触られることに慣れさせる散歩時の歩き方を覚えさせるなどのしつけへと進んでいくと良いでしょう。