愛犬にドッグフードを食べて貰うには
栄養や嗜好を考えて選んだドッグフードであっても、食事として与えると食べて貰えないということは珍しくありません。そんな場合は、与え方を工夫してみると良いでしょう。
愛犬がドッグフードを食べない理由は、犬によって異なるものです。体調不良やストレスなど一時的な問題で食べない場合は、原因が解決すれば食べてくれる可能性があります。それに対し、ドッグフードの粒が大きく上手く噛めない、老犬になって嚙む力が弱って食べることができないという場合は、フード自体を見直す方が良いでしょう。食べやすい硬さやサイズのフードに変える、もしくはお湯などでふやかすなど、食べやすい状態にする工夫をしておくことが有効です。
おやつは好んで食べるのに、ドッグフードは食べないなど、わがままが原因の場合は与え方を工夫してみると良いでしょう。食べるまでフードを置いておくのではなく、食べなくても出したフードは15分程度で片付け、次のご飯の時間までは出さないようにすれば自然とドッグフードを食べるようになることが多いものです。ただ、注意をしておかなければいけないことが間食です。ドッグフードを食べていないから、欲しがるからと、頻繁におやつをあげていると空腹を感じないため余計にドッグフードを食べない状態となってしまいます。購入したドッグフードを食べて貰いたいのであれば、おやつを減らすなど、犬が空腹を感じやすい状態を作っておくことが有効です。
そんなドッグフードは、成長の段階や年齢に合わせて変えていく必要があるものです。新しいフードを嫌がらずに食べて貰うためには、一気にフードを切り替えるのではなく、普段食べているフードに新しいフードを少し混ぜるなど段階的に切り替えを行っていくと良いでしょう。慣れるまでは、ふりかけやトッピングをするなどの方法で、フードに興味を持たせることも有効です。自分から新しいフードを口にできる環境を作っておけば、偏食気味の愛犬でも自然な流れで新しいフードに移行していくことができるでしょう。